biography

1971.10.2生まれ。
幼稚園の時にピアノがやりたいと親に懇願するも「そんなもんは女がやるもんだ」と両親に反対され無理やり空手に行かされる。
父親が野球のノンプロ選手だったこともあり小・中学校とこれまた無理やり野球をやらされ野球の日になるとお腹が痛くなったり熱が出たりするように。
ギターとの出会いは小学低学年のときに親戚のお兄さんがフォークギターを弾いていたのを触らせてもらい、いつか自分もギターが欲しいと思う。

中学2年のときに友人から変なバチモンのエレキギターを5000円で購入し、モトリー・クルーをやろうとしたがチューニングすらわからずに2日で挫折しお金を返してもらう。
洋楽を聴き始めてロックからハードロック、ヘビメタにハマり、高校になったら絶対バンド組んでやると決意しながら高校入学した翌日にフォークソングとは名ばかりでみんなロック系をやっていたフォークソング愛好会の門を叩く。
すぐにライブをやりたかったのでちょうどボーカルを探していた先輩たちのヘビメタバンドにボーカルとして入れてもらい高校入学後の1週間後に念願のライブデビューを果たし、打ち上げでお酒を飲んで朝まで歩道で気絶する。
初ライブは今はなき熊谷のライブハウス「葡萄館(ぶどうかん)」
半年後、ようやく貯めたバイト代でエディ・ヴァンヘイレンに憧れていたのになぜかテレキャスターを買う。
ボーカル担当のヘビメタバンドと並行してパンクバンドを結成し、セックスピストルズを弾くも、ギター担当のくせになぜかシド・ヴィシャスになりきろうとする。
ロック系に突然飽きて断髪し邦楽のコピーバンドでこれまたしばらくボーカルに。
ある日先輩がたまたま鳴らしたCメジャーセブンスの響きのふくよかさに心を奪われ、それまでパワーコードしか知らなかった男がその日のうちにメジャーセブンスだけで曲を作る。
作曲に目覚め、どんどんポップスの曲を作り始め、19歳の頃に打ち込み(DTM)を始める。
わからないながらもジャズ的要素を入れてスティングのような音作りを目指す。
ビートルズはもちろん、様々な音楽を聴きまくり、すでにこの頃にはどんなジャンルの音楽でも聴いてよければなんでもやりたいという雑食の境地に達し今の自分を形成する。
さんざん打ち込みをやった後、ライブで再現するにはカラオケしかないという事に気づいてしまい、当時ラジカセでメモ録音していたギター1本で歌っていたほうがへたくそながらもかっこいいという事に気付き、打ち込みに対する情熱が一気になくなり、それと同時にMACも壊れ打ち込みデータは綺麗さっぱりなくなる。
バンドを組むというよりもギター1本持ってステージに立ったときに自分が何が出来るかというところにたどり着き、我流で試行錯誤し、シンガーソングライターになる。

ある日、近所のショッピングセンターでジャズの生演奏を聴いて感激し、初めてジャズのジャムセッションに行ってみて譜面を渡されたが撃沈してギターを辞めようと思う。
そこからジャムセッションに来ていたジャズ初心者たちとジャズバンドを組みライブをやるように。
その後、様々な素晴らしいミュージシャンと出会い、人と一緒にやる素晴らしさを体感する。
ある日、ギター1本でバッキングをしているジャズボーカルの音源に出会い、非常に感激しどんどんそっちに傾倒していく。

ジプシージャズについては入口はジャンゴ・ラインハルトではなく、ウッディ・アレン監督の映画「ギター弾きの恋」の中で主演のショーン・ペンが弾いてたのが格好良く、また映画「ショコラ」の中でジョニー・デップが流れ者のジプシーの役でジャンゴのマイナー・スウィングを弾いてるのを観て、そこからジャンゴにたどり着きジプシージャズにも傾倒していく。
様々な要素が混じり合っているので自分のギターは説明出来ないが、北斗の拳で一番好きな登場人物である雲のジュウザの言葉を引用して終わりとする。

『我が拳は我流。我流故に無型。』

 

 

 

 

【自分が辿ったジャズギタリストの系譜】




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